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CHAPTER 10

よくある質問

よくいただく質問をまとめました。各回答の詳しい説明は、リンク先の章にあります。

技術とコスト

街路灯ごとにカメラを付けたら、高速な通信網が必要になりませんか?

いいえ。映像は常時送らず、各街路灯に保存します。取り出すのは事件・行方不明の後に、必要な数秒分だけです。行方不明の子どもの捜索1件で約100MB程度で、安価な回線で足ります。

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電気代はどのくらい増えますか?

1灯あたり約1〜2Wの試算です。1灯あたり年間約400円の電気代です。

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昼間は街路灯に電気が来ないのでは?

日本の住宅街の街路灯の多くは、電源が常時来ていて、灯具ごとの明るさセンサーで点灯・消灯しています。夜間のみ給電の地域でも、スマートフォン2台分程度のバッテリーで昼間を賄えます。

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大量のカメラの保守が大変では?

1台約100ドルのスマートフォン級の部品を使い、1割を超える端末が故障していても全体が機能する冗長性を持たせます。ソフトウェアは自動更新、停止時は自動再起動です。

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低画質で本当に人を追えますか?

住宅街では、服装・体格・持ち物でカメラからカメラへたどれれば足ります。要所の高解像度カメラで顔や車のナンバーを記録し、そこで特定します。夜間や人混みでの性能は実証で確かめます。

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カメラのない場所があったら、追跡は途切れますか?

カメラのない区間の出入口(交差点など)を押さえていれば、時刻でつなげます。公園などに入って出てこなければ、そこに捜索範囲が絞られます。

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端末が盗まれたら?

画像は端末内で暗号化されているので、抜き取っても読めません。改ざん・遮蔽・取り外しは検知して通知します。

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プライバシーと社会

常に監視されているようで、かえって不安になりませんか?

その懸念こそ、この構想の中心的な課題です。だからこそ、VRAIOと組み合わせた実証実験で、住民の受け止めを実際に確かめる必要があります。一方で、子どもだけで安心して外で遊べる環境がもたらす安心も大きいと考えています。

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誰でも映像を見られるのですか?

いいえ。ルールに基づく申請と、独立した記録者による記録を経た場合に限られます。見られた画像は1枚単位で記録され、監査されます。

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顔認識はするのですか?

大部分の追跡用カメラは低解像度ですが、要所では顔や車のナンバーを鮮明に記録します。画質を落としてプライバシーを守るのではなく、出力の統治(VRAIO)で守る考え方です。

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警察が自由に使えてしまうのでは?

運用と鍵の管理は自治体が担い、警察は申請者の立場です。一つの考え方として、通常は令状を必要とし、すべての取得が記録・監査される運用が考えられます。具体的なルールは社会が決めます。

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将来の政府が悪用したら?

最も重要な問いです。端末側の物理的な制約、鍵と記録の分散、ルール変更の記録と公開など、規則だけでなく構造で守る設計を検討しています。

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家の中や私有地も映るのですか?

FMPSの対象は公共空間です。私有地の中を見ることは目的としていません。

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制度と導入

法的な根拠はありますか?

本格導入には国の法律の整備が必要だと考えています。範囲を限った実証実験は、現行の個人情報保護法や自治体の条例・指針の範囲で行えます。

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費用は誰が負担するのですか?

社会が決めることです。自治体の街路灯更新予算への組み込み、国の補助、治安当局との共同負担などの選択肢があります。

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どこから始めるのですか?

通学路や限られた住宅地区での、期間と目的を限った実証実験から始めます。事前説明、独立した倫理審査、監査、苦情窓口、停止基準を設けます。

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もう実際に動いているのですか?

原型は動いています。桐生市のe自警ネットカメラの実証実験で、暗号化保存、記録サーバによる閲覧許可、閲覧行為の一般公開を実装しました。街路灯の規模でFMPSとVRAIOを統合したシステムは、まだ実装されていません。構想と制度設計は論文として発表済みで、次の段階が街路灯規模の試作と実証実験です。

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FMPS+VRAIO:街路灯による公共安全インフラとAI出力の統治 | 藤井雄作(群馬大学)・NPO法人 e自警ネットワーク研究会
本サイトの内容は研究段階の構想であり、数値は試算です。