通学路への防犯カメラ導入に関するアンケート調査
情報提供ページ (関係者専用・部外秘)
このページは,アンケート調査にご協力をいただいた方々に情報提供を行い,お役に立つことを願って,用意されたものです.
このページに掲載された情報については,著作権等の関係も有りますので,関係者専用・部外秘として取扱っていただきたく,お願い申し上げます.
【A】 アンケート調査に関する情報
【各自治体に送付した書類】
[1]
アンケート調査のお願い(手紙) (PDFファイル)
[2]
アンケート用紙 (PDFファイル)
* アンケート依頼先: 全国の全て自治体(都道府県,特別区,市町村),全1788自治体.
【第1次調査】 発送時期:2015年10月上旬
都道府県+市(政令指定都市含む)+東京23区: 全860自治体
群馬県の町・村: 全23自治体
【第2次調査】 発送時期:2016年01月上旬
(群馬県を除く)町と村: 全905自治体
上記,【第1次調査】&【第2次調査】を合わせ,全国の全ての自治体に対して,アンケート調査を実施させていただいております.
都道府県(47),特別区(23),市・指定都市(790),町・村(928)に対して,アンケート調査を実施しております.
【アンケート結果】(メールアドレスを教えていただいた関係各位には,掲載され次第,お知らせします.)
暫定的な集計結果(=【第1次調査】&【第2次調査】で得られた回答の集計結果):
[1]
集計結果(総合) (PDFファイル) (Last update: 2016.03.31)
* 上記集計結果は,新たに届く回答票を取り込み,適宜,updateしていきます.
* アンケート用紙にてメールアドレスをご登録いただいた方には,更新情報をお知らせいたします.
【関連資料 (自治体の動向など)】
http://www.e-jikei.org/survey/references.htm
【キーワード】
[1] プライバシー保護をより確実にする新技術:
[1.1] 暗号化保存: 画像を暗号化して保存することにより,画像ファイルの盗難などに対して,プライバシー保護を確保することができる.
[1.2] 閲覧権に応じた閲覧画像の不鮮明化: 閲覧権に応じて,閲覧画像を不鮮明化処理することにより,より確実なプライバシー保護を実現できる.
事例1(e自警カメラ) (PDFファイル)
事例2(e自警灯) (PDFファイル) (←説明資料へのリンク.改訂作業中)
事例3(e自警ドアホン) (開発,社会実験) (←説明資料へのリンク.改訂作業中)
[2] 芋づる式の追跡:
映像を記録する防犯カメラが,高密度に,(例えば,全ての曲がり角・交差点を見守るように)設置されている地域では,容疑者・容疑車両を,追跡することができます.
例えば,不審者が出た場合,たとえ,その現場がカメラの死角であったとしても,その現場の前後の交差点に設置したカメラが記録した画像から,その時間帯の前後に,その道路に出入りしたヒト・車を,特定できます.そして,その人・クルマが,どこから来て,どこに行ったか,カメラを切り替えつつ,どこまでも,追跡することができます.容疑人・容疑車両が道路を通る限り,各交差点のカメラが記録した画像を順次見ていくことにより,「芋づる式」に,どこまでも,追跡していくことができます.追跡していって,どのカメラにも写っていないということになれば,その容疑者・容疑車両は,「最後に写ったカメラと,その先のカメラの間に,まだ,居る.」ということになります.
各カメラからの画像ファイルの読み出しを,短距離無線通信(ブルトゥースなど)で行えるようにすれば,防犯カメラのメモリーカードを引き抜くために,ハシゴで防犯カメラのところまで登る必要は無くなります.
また,各カメラの画質は,低画質なものでも,上記の芋づる式の追跡には,十分に役立ちます.所々に,高画質なカメラがあれば,そこで,容疑者の顔,容疑者量のナンバーを捉えることができます.
すなわち,大部分のカメラは,低画質・低価格なもので十分だということになります.
[3] 「近い将来,全国津々浦々に,街路灯並みの密度で,防犯カメラが設置される.」という命題:
防犯カメラ(メモリーカード録画方式)の低価格化が進むと予想します.
また,防犯カメラを内蔵した街路灯とすることで,@設置工事コストの節減,A夜間のカラー撮影,と2つのメリットが生れます.
例えば,LED街路灯,ドライブレコーダ(メモリカード録画方式)が,それぞれ,1個2万円くらいで市販されていることから類推すると,防犯カメラ内蔵LED街路灯が1台5万円程度で市販されることは,十分にあり得ることだと考えます.
もしも,全国津々浦々に,街路灯並みの密度で,防犯カメラが設置されれば,容疑者・容疑車両を芋づる式に,どこまでも追尾できるでしょう.
このことが実現されれば,「犯罪を犯せば,必ず,捕まる.」→「捕まりたくない人は,犯行を思いとどまる.」という効果が期待できます.また,「捕まることを気に掛けない人の犯行は防止できませんが,一度の犯行で,確実に捕まることにより,2度目はない.」という効果が期待できます.「プロ」の空き巣,痴漢の「常習犯」は,存在し得なくできる可能性があります.
しかし,負の側面として,各防犯カメラがインターネット接続された場合は,大きな効果と共に,プライバシー侵害に対する大きな危険性も生じます.
このことについては,下記の「e自警ネットカメラ(=プライバシー保護機能付きカメラネットワークシステム)」で詳細に説明しています.
【B】 研究グループに関する情報
【研究費】 私達の研究グループは,科学技術研究費補助金・基盤研究(B)(課題番号15H02887)に基づいて,研究開発を進めています.
研究題名: プライバシー保護と見守りを両立させた防犯カメラによる安全・安心な街づくりの実現
研究代表者: 藤井雄作(群馬大学・教授)
研究分担者: 吉浦紀晃(埼玉大学・准教授),太田直哉(群馬大学・教授),田北啓洋(群馬大学・助教),上田浩(京都大学・准教授),丸浩一(香川大学・准教授)
上記研究者は,NPO e自警ネットワーク研究会を運営し,e自警ネットワークによる安全・安心な地域社会の構築を目指して,活動しています.
【新聞・TVでの報道実績】 (関係者専用の隠しURL):
http://www.el.gunma-u.ac.jp/~fujii/press/e-jikei/old/press.htm
上記の中で,「広がる防犯カメラ(NHKほっとぐんま640)」:
http://www.el.gunma-u.ac.jp/~fujii/press/e-jikei/old/broadcast/20150902_nhk.mp4
上記ニュースの後半(2分40秒〜7分40秒)において,「通学路への防犯カメラの高密度設置に関する社会実験」が紹介されています.
その社会実験では,2重暗号化保存機能付きの防犯カメラ(e自警カメラ)をうまく使い,プライバシー保護の徹底を図った運用方法が紹介されています.
【近未来の防犯カメラシステム】
[1] e自警ネットカメラ(=プライバシー保護機能付きカメラネットワークシステム)
私達の研究グループによる試作システム(=実験段階のシステム)です.
プレス発表: e 自警ネットカメラ」の開発 〜 閲覧行動の可視化(強制公開)による悪用防止 〜
プレス向けの情報提供サイト (発表資料,システムの詳細説明資料,デモンストレーション画像,など)
私達の研究グループは,「e 自警ネットワーク」の普及を通して,「犯罪者が逃げられない社会」,「誘拐された子供が,救出される社会」を全国の地域社会で実現することを願って,活動しています.