Members 研究会について

研究会の目的

私たちは,監視カメラで撮影された画像の復元技術を開発し,捜査機関による犯罪捜査を助けることを目的に活動を行っています.

近年の犯罪件数の増加を受け,防犯カメラ設置の動きが,世界的に広がっています.防犯カメラが,容疑者特定,再発抑止(未来の被害者の保護)に大きな効果をあることは,しばしば,確認されています.

犯罪捜査における,監視カメラの問題点として,メンテナンス不良が挙げられます.すなわち,いざ必要というときに,レンズの汚れ,撮像素子の劣化,録画装置の不良などにより,不鮮明な画像しか得られないことがしばしばあり,問題になっています.

そこに,監視カメラの画像復元技術を開発することの社会的意義があります.

監視カメラの画像復元においては,通常の画像復元との比較において,次のような,際立った特徴があります.すなわち,
(1) 容疑者を除く全ての関係する物体は,そのまま現場に保存されている.
(2) 重大事件であれば,それらを全て,捜査に利用することができる.

私たちは,本活動を通して,社会の安全,子供たちの安全に,貢献していきたいと願っています.


研究会の概要

群馬大学の教員・学生の有志による,ボランティア活動団体です.


研究会の沿革

2004年冬: 藤井助教授が基本CONCEPT(基本的アイデア)を発案.

2005年冬: 藤井助教授,太田教授を中心に,基礎的な検討を開始.

2006年1月6日: 研究会の主要メンバーによる初の討論会(座長: 齋藤教授)

2006年9月1日: 研究会ホームページの公開開始